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デスクトップ用プレーナー型スピーカー

イントロダクション

プレーナー型スピーカーはその特徴ある音質でベテランオーディオファンから高い評価を受けてきました。しかし、その多くが高価で大きく、性能を発揮するための広い設置スペースを必要とするため、評価ほどには普及していないのが現状です。ここでご紹介する「デスクトップ用プレーナー型スピーカー」は、多くのオーディオファンにプレーナー型スピーカーの音を体験していただきたいと言う開発者の願いから生まれました。プレーナー型スピーカーを10年以上使用してきた経験を元に、その音のエッセンスを気軽にお使いいただけるデスクトップサイズに纏め上げたcontraudioの意欲作です。
(2016年2月24日追記)本機の発売は中止とし、現在、新型機の開発に移行しております。詳細は開発状況をご覧ください。

特徴

全面駆動型スピーカーユニット
全面駆動型ユニットはその名のとおり「振動膜全面を均一に駆動する」と言うメカニズム上の特徴を有し、素直な音色と優れたアタック感を持つ、プレーナー型スピーカーの心臓です。本機では幅広い用途に多数の採用実績を持つ国内メーカー製ユニットを採用し、プレーナー型スピーカーならではの音質をリーズナブルな価格で実現しています。
竹集成材製エンクロージャー
エンクロージャーの材質には高剛性の竹集成材を採用。箱鳴りによる音の濁りや色付けを抑えて全面駆動型ユニット本来の音質を引き出します。また、適切な形状・寸法によりキャビネット内部の定在波やバッフル周辺で生じる音波の回折をコントロールし、屈託の無い鳴りと透明なサウンドステージを実現しています。
フルレンジ構成
本機では採用ユニットの優れた低音再生能力(※)を活かして、単一ユニットに再生周波数帯域全体を任せるフルレンジ構成としています。これにより全帯域で全面駆動型ユニットの音質を楽しんでいただけるほか、小面積ユニットならではの明確な音像定位を実現しています。
高音質部品
音に影響する周辺部品はほぼ全て試聴により選択。微細な音量・音色の変化を損なわない物を採用しています。これにより楽器やボーカルの表情を細やかに再現します。

※通常、本機で採用しているようなサイズの全面駆動型ユニットはミッドツイーターとしての使用がせいぜいですが、本機に採用しているユニットは相当口径(約7cm径)のコーン型フルレンジユニットと同等の低音再生能力を持っています。

仕様

形式
フルレンジ位相反転型
使用ユニット
FPS0212M7S1 MCMA™トランスデューサ(全面駆動ダイナミック型、7cm径相当)×1
再生周波数帯域
100〜20000Hz
能率
82dB(ユニット仕様値)
許容入力
定格7.5W/最大15W(ユニット仕様値)定格5W/最大10W
定格インピーダンス
6Ω(ユニット仕様値)
外形寸法
高さ20cm×幅12cm×奥行15cm
質量
約2.3kg約1.4kg
入力端子
バナナプラグ専用(ダブルバナナプラグ対応)
材質・仕上げ
15mm厚竹集成材・ウレタン半艶塗装

※MCMA(Multi-Cell Microtransducer Array)は株式会社エフ・ピー・エス様の登録商標です。

評価記事など

web
雑誌

ご質問への回答

A&Vフェスタ2008出展の際によくいただいたご質問と、その回答です。

コンデンサー型ですか。
普通のスピーカーと同じダイナミック型です。ただし、振動板全体を均一に駆動すると言う点はコンデンサー型と共通しています。また、音質的がコンデンサー型に似ていると言う評価もあります。
普通のアンプにつないで使えますか。
使えます。専用のアンプや特殊なアダプタは必要ありません。
竹集成材の耐久性はどのくらいありますか。
比較的新しい素材の為長期のデータはありませんが、一般的な室内環境では他の木製品と同等の耐久年数があると思われます。
発売までに仕様は変わりますか。
若干変更する予定です。以下に現在変更が決定しているか、変更を検討中の項目を示します。
決定(掲載画像は以下の変更項目をすべて反映済です。)
  • エンクロージャー塗色変更(色目が掲載画像より明るめになります。)
  • チルトピン(スピーカーを若干上向きにする部品)の追加
  • スピーカー保護グリルの追加
検討中
  • スピーカー保護グリルの追加
  • 内部配線材の変更
  • 改良型スピーカーユニット(FPS0212M7R1)の採用従来品(FPS0212M7S1)の使用継続を決定しました。
いつ発売しますか。
2011年10月現在、発売に向けて準備中です。発売中止となりました。現在は新型機の開発に移行しています。
(詳しくは開発状況をご覧ください。)
どこで買えますか。
当方より直接販売いたします。店頭展示の代わりとして、ご自宅で試聴いただけるようにする予定です。
価格はいくらになりますか。
ペアで5万円以内を目指しています。ペアで5万円半ばの予定です。
スピーカーユニットだけ売ってください。
ユニット単体の購入をご希望の方はCLD株式会社様へお問合せください。
(必ずご購入できる事を保障するものではありません。実際にお取引が可能かどうかは先方様の判断によります。)

当方ではユニット単体での販売はいたしません。また、CLD株式会社様もFPS社製MCMAトランスデューサの取扱いを終了されています。(2011年7月現在)
折角の平面型スピーカーなのだから薄くできませんか。
できますが、デスクトップで使うには今の形の方が音質・使い勝手の点で優れていると考えています。

開発状況(2016年2月24日更新)

全ての仕様が確定し、発売に向けて準備中です。使用しているスピーカードライバが生産終了・在庫僅少となったため、現在は別のドライバを用いた新型機を開発しております。(今後の開発状況はブログでお知らせいたします。